予定時間は6時、あとわずかで僕らは別々の道。
夜11時半、俺は彼女の家へと向かった。
もうあの部屋は彼女の部屋じゃない。もちろん俺の部屋でもない。
空港までのTTC車内では仲良く寄り添っていた。
バスの中での笑顔が忘れられない。なぜかあの時が一番の笑顔だった。
すごく綺麗だった。
人のまばらな深夜の空港で眠い目をこすりながらくだらない話をした。時が流れるのがめちゃくちゃ速かった。
その間、何度か泣いたがあまり覚えていない。
あっという間に時間となり彼女はゲートへと向かった。メキシコの国旗とコインをもらった。
すごくうれしかった。と同時に俺も国旗用意しときゃよかったと後悔した。
最後のハグをし、I love you.と伝え、別れた。
その後俺は6時まで1時間半泣いた。
一人の男の人がHey, my friend.と言い、ティッシュをくれた。
このあと俺はこの日3時間近く泣くことになってしまった。
テニスへ向かうバスの中でも。帰りでも。
こんなのは初めての経験。自分でもビックリだった。
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